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小説

筒井康隆『ロートレック荘事件』を読み終えた感想

前回読んだ「十角館の殺人」にすっかりハマってしまいました。
叙述トリックを用いた推理小説をもっと読みたいと思い、
ネット記事でも評判の高かった

著 筒井康隆 「ロートレック荘事件」を読むことにしました。

無事に読了したので感想を綴っていこうかと思います。

筒井康隆「ロートレック荘事件」

筒井康隆さんは『時をかける少女』など著書多数のSF作家。

その筒井さんが「しんどかった」と語るこの作品。

全233ページという読みやすさや、
メタ・ミステリーという宣伝文句に惹かれて古本屋さんで購入しました。

あらすじ

夏の終わり、郊外の洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。
ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。
二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。
一人また一人、美女が殺される。
邸内の人間の犯行か?アリバイを持たぬ者は?動機は?
推理小説史上発のトリックが読者を迷宮へと誘う。
前人未到のメタ・ミステリー。

読み終えての感想

結論、「やられた!そうゆうことか!」

登場人物の一言で世界がひつくり返る爽快さは叙述トリックの醍醐味なのかもしれません。

内容もシンプルで中だるみしない構成なので
すぐに物語に入り込めました。

舞台の設定は王道のアレ

世間から隔絶した建物の中で殺人が起きます。
従って犯人は、その建物にいた人物ということになるのですが、
では誰が…
というやつです。

私が好きなやつですね!

誤認トリック

この本は序章から最後の結末まで一語一句流し読みせず、
じっくりイメージしながら読むことをおすすめします。

というのも
作品全体に作者からのトリックが施されているからです。
正直、種明かしされてから思ったのは
物語の進行中ずっとミスリードされていたんだなぁということ。

逆に殺人のトリックは結構あっさりしたものでした。

叙述トリック物を多く読まれている方なら「お?」
となるかと思います。

まとめ

「十角館の殺人」ほどの背筋がゾワっとすることはなかったにせよ、
ボリュームも丁度良く内容も大変面白いので読んでよかったです。
全てネタがわかった状態でも答え合わせでもう一度読みたくなるような一冊です。