2019年5月5日
GW小旅行の記録である。
当日は天候にも恵まれ、満足度の高い写真も撮ることができた。
先日に更新した竜神大吊橋と同日に、
袋田の滝も観光してきたので写真を交えながら記事にしてく。
どうやら上記の二箇所をセットで観光するのはお約束みたい。
というのも、近くに他の観光スポットが皆無であるためだと思う。
Contents
袋田の滝

所在地
〒319-3523
茨城県久慈郡大子町袋田3-19
営業時間
8:00~18:00
(11~4月は9:00~17:00)
料金
観瀑施設(袋田の滝トンネル)利用料
大人300円 子供150円
■長さ 120メートル
■幅 73メートル
問い合わせ
袋田観瀑施設管理事務所
☎0295-72-4036
日本の名勝に指定されている。華厳滝、那智滝とともに日本三大名瀑の一つに挙げられる場合もあり、日本の滝百選にも選定されている。

袋田の滝トンネル
入場料金を支払うと滝を見物するためにトンネルの中を通ることになる。
このトンネルが実に良い。
薄暗く、ひんやりとても涼しい。
某テーマパークの人気アトラクションに乗るための順路のような印象。


日本三大名瀑のひとつ

日本三名瀑のひとつに数えられる「袋田の滝」は、大子町は元より茨城県が誇る観光名所。平安時代の歌僧・西行法師は袋田の滝を見て、「花もみち 経緯にして 山姫の 錦織出す 袋田の瀧」と詠い、その魅力を称えました。
出典:観光いばらき
遠くから眺めると穏やかな白いラインが、近付くと地面を叩きつける荒々しさを見せます。眺めていると心が魅了され、時が経つのも忘れてしまうことでしょう。
三大名瀑…ぶっちゃけ有名で大きな滝ってことか?
くらいな認識の私。
今までは日光の華厳の滝には行ったことがある。
春夏秋冬それぞれ別の顔を持つ
四段の岩壁を流れる水のつくり出すラインは白糸のようになめらかに、そして時には激しく、さまざまな顔を見せてくれます。
出典:観光いばらき
新芽吹く木々の緑に縁どられた春、涼を求めての夏、あでやかな紅葉が滝のお化粧をする秋、厳しい寒さで滝が凍結する冬と、袋田の滝は四季折々に姿を変えてくれます。

私が観光に行ったのは5月。
上の画像でいうと左のものに近い景色だった。
個人的には冬の氷瀑の姿がとても好みである為、機会があればぜひみに行ってみたい。
(冬の山道は大変そうだ…)
力強さと静寂さのシナジー
正直、その迫力に驚いた。
なんというか、
力強さと静寂さの主張がいい具合のシナジー効果を生み出していた。
周辺を岩壁に囲まれた
長さ120メートル、73メートルにも及ぶ大きさの滝は視覚的にかなりの迫力、壮大さと行った印象を受ける。

一方でとても心地よい安らぎも感じた。
私的にそれの一番の要因は「音」だと思う。
とにかく静か。
静かとといってももちろん水しぶきの音などは結構するが、
目を閉じて横になれば即寝落ちできそうなホワイトノイズが耳を癒す。
4段階の高さから眺める
この袋田の滝は4箇所の展望スペースがある。
眺める高さによって結構違う顔を見せてくれる。
だから絶対に全部の展望スペースを巡ることをお勧めする。
下層 巨像と滴る流水
一番下の展望スペースでは下層部分を至近距離で拝むことができる。
最下層から見上げてみるとより一層その迫力に「ホワァお」と
声が漏れてしまうこと間違いなし。
滝を降り切って勢いが弱まってしまった川の水も独特な模様を描いて美しい。

上層 自然に囲まれた箱庭的美しさ
残りの3段階の展望スペースは専用エレベーターで向かうことができる。
エレベーターの利用料金などは必要ない。
正直なところ、
2〜4階はほとんど高低差はない。
しかし、微妙に滝の違った姿を眺めることができる。
観光客は皆、ここで記念撮影を行っている。
私もカメラを構えていたら何組かの観光客に「写真いいですか?」
と声をかけられた。
人の写真は撮るのに毎回緊張する。
画角とか色々と。頼んだ方はそんな気にしていないのが事実。

下層からではみることができないもう1つの顔。
この流れが自然にできたんだから自然は神秘だなあと感心する私。
恋人の聖地
日本三名瀑の一つの袋田の滝。
そのもう一つの顔は恋人の聖地と認定されていることでも有名。
像の中には小銭がたくさん置いていく流れがあるみたい。
真似して私も。御利益があるといいな。
実は滝が水の流れにの具合によってハートに見える部分があるらしい。
しかし全くそのようには見えない。
それが私の感想。
いくら目を凝らしてもハートには見えなかった。
まあ、ポスターなどもあり観光地としても恋人の聖地として
かなり大きく打ち出しているため、訪れた際は探してみるのもいいかもしれない。
私の近くの観光客達は「あ!あれハートじゃない?」
など割と発見していた模様。

駐車場から袋田の滝へ向かう道中には可愛いお花のオブジェもあった。
吊橋
袋田の滝トンネルから直通で向かうことができる林道がある。
そこはハイキングコースになっていて五感をフルに使って堪能できる。
最初に訪れるのがこの吊橋。
短く、小さなよくある吊橋だが、ロケーションは見事。
奥に見えるのが袋田の滝の展望スペース。
つまり巨大な滝の真横を横切る爽快さはとても心地よかった。


ハイキング
私は体力には自信がないため、お手軽コースを歩いた。
思いっきり楽しみたい人はかなり山奥の方まで散策を楽しめるようだ。

順路をしばらく歩いていくと、
休憩所がある。ここの雰囲気がたまらなく好きだ。
雨が降ったら今にも崩れてしまいそうな儚さと歴史を感じる優美さの共存。
そんなイメージ。
ロールプレイングゲームでありそうな光景。
何組ものカップルやファミリーがここで腰を落ち着かせ、
綺麗な景色を眺めながら世界観に浸っていた。
私もこのファンタジックな雰囲気に溶け込むべく、
柚味噌団子を注文して食すことにした。

実は結構大きい。
よくある味噌団子に近いけれど、柚子の主張が気持ち強めといった感じ。
想像どおり美味しい。
味は結構濃いため、渋いお茶も一緒に注文すればよかった。
ついついこういったおやつに手が出てしまうのも旅行の醍醐味
最高に美味しいアップルパイ – 豊年万作 –

駐車場から歩き出してすぐの出来事。
カメラを構えてワクワクしている私を豊潤で甘い香りが襲う。
食に無頓着な私でも頭の中で一瞬で理解した。
「今、ここで、食さなければ!」
袋田の滝入口から3分のところにある温泉旅館の
駐車場の一角で営業しているアップルパイ屋さんのようだ。
奥久慈りんごの自家製アップルパイ
1個(4カット)650円
滝味の宿 豊年万作 (たきみのやど ほうねんまんさく)
アクセス:茨城県久慈郡大子町袋田169-3
(車)常磐自動車道「那珂IC」より国道118号線で50分
(電車)常磐線「水戸駅」から水郡線で「袋田駅」まで約75分、駅から2km
販売時間:朝8時に焼き上がり~売り切れるまで
日帰り入浴料金:大人 1,000円、小学生~ 700円、2歳~幼稚園 500円TEL:0295-72-3011
長時間ドライブということもあり、疲れていた。
そこにこのアップルパイは反則だ。
極論、このアップルパイだけでこの旅の元が取れたと言っても過言ではない。
大子といえばりんごが有名。
美味しいりんごを使ったアップルパイはどう転んでも美味しいのだが、
私が口に入れて真っ先に感じたのは、パイ生地のヤバさだった。
まるで食感は特に普通。
しかし何層にもなっている空洞全てに蜜が詰まってるんじゃないか?
と思えるほど濃厚で甘美な味に脳が喜んでいるのがわかった。
量も結構多くて大満足だった。
ただ、全体にべったり蜜が塗られているため、
素手で食べる際はかなりベトベトする。
近くにトイレがあるから問題はないけれど、
車内で食べる際はウエットティッシュは必要だろう。
さいごに
こんな感じで袋田の滝とその周辺をタラタラ歩きながら写真を撮ってきた。
滞在時間的には2時間くらい?
冒頭にも書いたように
竜神大吊橋→袋田の滝 というルートで観光するのがオススメ。
このあと私は大洗の海に向かうのだが、
竜神大吊橋 → 袋田の滝 → 大洗磯前神社
このルートだと朝8時に水戸の宿を出て行動しても1日フルで使うことになった。
移動距離は長いけれど、結構オススメルート。
我ながら無計画でもうまく巡れた。